- はじめに・・・
では香港で自作ビールを楽しむ方法を紹介していきましょう。
ちなみに日本でビールを作ると5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられることもあるそうです。政府は規制緩和をよくアピールしていますが少なくともビール作りに関しては最低生産すビールの量が引き下げになり地ビール業者があちこちにたくさんできましたが、依然個人で楽しビールや酒作りというものを規制(先進国では日本のみ)しております。法治国家の名の元に国家権力を放置
しているとしか思えませんね。
さて前置きが長くなりましたが我々はレッセフュールの香港で自前のビールを堪能しましょう!
- キットを買おう
まずビール作りのキットいうのがあります。
一時発酵のためのタンク、ビールの素となるモルトの缶詰、発酵用のブドウ糖、他に栓詰めするための道具や栓、温度計等必要なものが一通りのセットになったキットで380香港ドルで手に入りました。
日本でこのキットを揃えれば1万円〜1万5千円はするはずです。
このキットが手に入るところは
Brew Fun(醸酒楽)
Shop 102, 2F., Tower 2 . Admiralty Centre .
18 Harcourt Road , H.K
TEL 2861-2152 FAX 2861-0585
でBenというおじさんが丁寧に教えてくれます。
モルトの缶詰について少し説明しましょう。1.7Kgの缶詰一つで750mlの瓶で30本分のビールが作れます。
しかもこのキットに用意されているモルトの味というのか種類はDraught
ですが、2回目以降に製作する場合は他にLagerやDinner Ale、 Bitter Ale
、Pilsner 、Wheat Beer、Stout等が用意されていますのでいろんな風味のビールを作る楽しみもあります(一缶68香港ドル)。
Brew Fun(醸酒楽)で手にはいるモルトの缶詰は全てオーストラリア製ですがニュージーランドや英国ではスーパーマーケットでも手軽に手にはいるものです。
日本でもいつかスーパーやホームセンターでこういったものが手にはいる時代が来るといいですね。
- 手順
ではこのキットをもとに添付されているインストラクションと私がこれまで勉強してきた作り方を付け合わせ手順を紹介していきます。
- モルトを準備しよう
まずモルト缶の上にはたいていプラスチックの蓋がされておりこの蓋の内側にあとで使うイースト菌のパックがありこれをとっておきます。
さてこのモルトの缶詰を開けるまえに少しお湯で缶をあっためます。中のモルトをだしやすくするためです。
あったまった缶を開けると、まるで水飴のような褐色のモルトが私がビールの素よーん、っていうような感じで入っています。
ちょっとなめてみましょう。う〜ん。最初はまるで水飴。しかしやっぱりにがい。
- お湯とモルトと砂糖をまぜよう
いよいよモルトの仕込みにはいります。
あっためた後、開けたモルトの缶詰の中味を2リッターのお湯に入れます。
もちろん、蒸留水やミネラルウォーターですが、この水にこってみるのも面白いと思います。その上に砂糖1kgをまぜます。
砂糖1kgはギョットするような量ですが、これが発酵のもとになるものです。
ビール作りのキットではブドウ糖が用意されていましたが、どんな砂糖でも結構だと思います。
お湯と砂糖と、モルト、これらをしばらくかきまぜながら煮込むと表面に白い泡ができてきます。
(私は2リッター以上の大きい鍋がなかったので鍋を2つにしてこの作業を行ました)
- タンクで一次発酵させよう
今度はこれを発酵用のタンクに移します。
ただし事前によく発酵タンクを消毒しておいて下さい。
(キットには消毒剤がついていましたが、私は熱湯消毒を行いました。アルコールで拭くというのも紹介してある本があります)
発酵タンクに煮込んだモルトを移し、これに17リッターの水を加えます。
ここからが微妙な作業に入りますが温度計(キットに入っている。もちろん使用前に消毒の必要)でタンク内の液体の温度が25度Cになる様、水を加え
ます。
この加える水は2リットル〜3リットルの範囲内として下さい。この段階で発酵タンクは目一杯に近いと思います。
水を足しても温度が25度まで下がらない場合は少し時間をおいて冷ます様にします。
温度が25度前後になった所でイースト(モルトの缶詰に付いていたもの)をパラパラとふりかけます。
発酵タンクの蓋(消毒して下さい)を閉め、エアー抜き器具もセットしこれで一応仕込みは完了です。
キットにはエアー抜き器具もすべて含まれていますが日本でこんなキットが手に入らなかった頃、焼酎の入っていたプラスチックのタンクでこの発酵容器を作ったこともあります。
発酵タンクのなかでの発酵(一次発酵)は約1週間(夏だともうちょいめ)。
もちろん季節や地域性による気温の差もありますが香港では1週間でしょう。
- 瓶詰めと二次発酵
ここからがいよいよビール作りの醍醐味。瓶詰めと瓶内発酵(二次発酵)です。
まず瓶を事前に十分消毒(熱湯消毒でも)しておいて下さい。
そして大瓶一本につき砂糖を大さじ半分いれます。
ここがビール作りのポイントで、この砂糖を入れずに瓶詰めすればアルコール分が1%未満のビールもどきができ上がります。
(日本で売っているビール作りのキットはここまでを推奨)
しかしせっかくビールが作れるのに、ビールもどきをわざわざ作るなんてバカげていますね。
加える砂糖はなんでもまたかまいませんがニュージーランドでは砂糖でなく蜂蜜を加えたものがあるとも聞いたことがあります。
この加える砂糖の風味によってもビールの味に差があるようです。
発酵タンクには下に蛇口がついており、ここにキット添付の管を付けビール瓶にモルト液をそそいていきます。
瓶詰めが終わったら、瓶に蓋をしますが、そのための蓋及び蓋をする器具もキットに含まれています。大事なのはしっかりと蓋をすることです。
私もこの蓋をするのにいくつかきちんと蓋がされておらず泡立ちのない失敗ビールを作ってしまったにがい経験があります。
また瓶はビール瓶がベストです。ペットポトルは耐圧能力が小さいのでだめです。普段からビールのあき瓶をそろえておきましょう。
またビール瓶にはコロナやブルーガールといったブランドにあるように透明の瓶がありますが、直射日光を避けるためにも透明でない瓶を勧めます。
- 辛抱しよう
瓶詰めと瓶内発酵(二次発酵)から2週間、寒い時期だと3週間。
いよいよ完成です。
- 山ちゃんビールを楽しもう
もちろん冷蔵庫に飲む分だけ冷やしておいて乾杯しましょう!
栓を抜くときにあのビール独特のプスッという音がして栓を
あけれればたぶん成功しているはずです。やや濃厚でしかも飲みやすい市販のビールとはちがう手作りビールが味わえるはずです。
ビールのラベルも子供たちと作りましょう!・・・ 山ちゃんでした。
