| (6)大蚊山 TAI MUN SHAN |
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大蚊山(Tai Mun Shan、370m)何とも痒そうな名前の山である。さぞかし、でかい蚊が手ぐすねを引いてハイカーがくるのを待っているようなきっと椎名誠に教えたら喜びそうな名前の山を紹介。
スタート地点はシャープ・ピークと同じ大浪凹。ここから大蚊山まではいきなりの急登である。しかも頂上付近は、この冬の時期、一番ブッシュが少なくなる時でさえ、薮こぎに近い歩行を要求され、このコースでは軍手必携を痛感させられる。
大浪凹から約25分あえぎ、ブッシュが途切れた所が大蚊山の頂上となる。 はたして、そこで見たものは、、、、何とドデカイ蚊ならず、我々を待っていたのは、まさに絶景。大浪凹からは大浪灣の眺めが一望できるが、大蚊山の頂上からは大浪灣、望魚角、ハンティン灣の大パノラマが見渡せる。頂上からは下るルートがたくさんあるので目的のルートを失わない注意が必要である。
我々が選んだのは西貢西灣路へ出るルートで、赤径からのルートとの合流までは悪路が続く。さすがのハイキング・シーズンでもこの周辺を歩く人は少なく、静かな香港の山歩きが堪能出来る。郷に入れば郷に従えとの言葉があるが、ミネラルウォーターのペットボトルを何のためらいもなく捨て、森の木々が風に揺れる音や鳥たちのさえずり、せせらぎの音をかき消して行く様なラジオやおしゃべりがどうしても理解できない。国籍を超え、どうすればこの香港のすばらしい自然を保ち、かつ全ハイカーがそのすばらしさを分かち合うことが出来るのか、そうこう自問しながら1時間半程で西貢西灣路へ出る。
この道路を西灣方面へ多少戻れば西貢まで護送車(一人10ドル)に乗ることも可能(最終便は18時?)。あえて護送車と呼ばせてもらう乗り合いトラックだがトラム、ミニバス、ダブルデッカー、様々な交通機関の中でもこの護送車に乗ったことがあれば、あなたはかなりの香港通といえる。護送車に乗り遅れれば北潭涌まではがんばって歩いて1時間強だ。
地図「西貢半島、2万分の1」(香港政府発行Series HM20C ,Sheet 8)参照。[95/12/27]