yama_title_s.gif (6k) (19)カウルーン・ピーク、バッファロー・ヒル大縦走

パソ研の仲間が一人、また一人と帰国命令に慌ただしくなる頃、香港も春を告げる知らせなのか、どんよりたして蒸し暑い季節が到来。香港小姐たちのスカートの丈がいよいよ短くなり始める頃だ。これも一種の啓蟄といってもよいだろう。(冬ごもりの白い太腿が這いだしてくるなんて考えたら変態か?)
しかしこの春の到来を喜ぶ一方、実は山登りとしてはベストシーズンの終りを告げられる悲しい幕切れの時期なのでもある。ウーム。白い太腿と山登り。何ともまあ哲学的ではないか(どこが?)。
前置が長くなったが、ベストシーズンの最後にふさわしい縦走のコースを歩いてきたので紹介する。題して「カウルーン・ピーク、バッファロー・ヒル大縦走」(大げさな!)

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出発ポイントはMTRの彩虹(Choi Hung)。まずはここから登山口を探すのが今山行の最大の難所とでもいえるか?駅を出たら清水灣道を清水灣方面に歩き、彩雲邨から扎山道(Jat's Incline)に入る。このあたりは「香港街道地方指南」を参考にすれば分かりやすい。カウルーン・ピークへの登山道を記した登山口までは彩虹から約40分。

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さていきなりの急登の始まりである。この道がまた乾燥した草も少ない時期ならではの登り斜面で、とても雨上がりや草が生い茂った季節では嫌気のさす道である。時折、啓徳空港の離着陸を振り返りながらあえぎをしのげば、登山口から約50分でカウルーン・ピーク( 飛鵝山、602m)の山頂である。ロック・クライミングのトレーニング場としても知られるところだが、ここからの眺めはビクトリア・ピークからの眺望とはまた違う味わいのある絶景だ。
まずは最初のピークを楽しんだ後、いよいよここから縦走路が始まる。ウィルソン・トレイルと合流するTate's Pss(大老アウ)までは約45分。途中急な滑りやすい箇所もあるので注意が必要。Trail Walker でもお世話になったマクルホース・トレイルのGilwell Campsite (基維爾營地面)までは更に20分。ここからマクルホース・トレイルを逆走する形でいよいよバッファロー・ヒル(水牛山、606m)を目指す道が始まる。

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実はバッファロー・ヒルには思い入れがある。Trail Walkerを目指して夏頃からマクルホース・トレイルを歩くトレーニングをつんでた頃、この付近で大バテに見舞われたのだ。マクルホース・トレイルの第4ステージは馬鞍山から大老山 までだが、ちょうどその中間地点がバッファロー・ヒルの辺りである。この辺りは強い陽差しをさえぎる木々も少なく、バッファロー・ヒルの麓を斜めに下り降りる道が石畳状で、照りつける太陽に日射病(それとも熱射病だったのか)に近いところまで追い込まれ、とのかく木陰をみつけては肩をうなだれ休むといった程大バテしてしまった思い出の場所である(当然Trail Walker本番はスイスイ)。
さて今回はそのバッファロー・ヒルにおとしまえをつけなければならない。Gilwell Campsite方面から下ってくると夏、木陰を提供してくれた小さな流れのある鞍部(バッファロー・ヒルの麓を斜めに下りきった所)の手前からまずはウエスト・バッファロー・ヒル(黄牛山、604m)を目指す。夏等は草が生い茂り目指すピークのルートっを見つけるのは不可能に近いが、この乾燥シーズン(山火事ではげ山状態になっていればなお良し)はルート・ファインディングも容易だ。
黄牛山の頂まではGilwellから約40分。夏場に苦しんだ石畳を歩くハイカーも眼下に見える。そして今回の本命のバッファロー・ヒルまでは更に10分。山頂付近でみかけたツツジの赤が枯れた草原状態の山の中ではやけに新鮮でまぶしかった。

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大縦走はまだ続く。次は石芽山(Shek Nga Shan、540m)だ。遠く芽坪辺りの廃屋(?)を眺めながら痩せ尾根を歩くが、石芽山頂直下にあったいつ頃のものなのか洞窟が2つ(不気味)の横を通り約30分。今度は梅子林の村から花心坑の村の間の峠(女婆アウ)までは急な下りとなる。今回の大縦走最後のピークである女婆山(Nui Po Shan )までは石芽山から約1時間であった。
尚、この山でも面白いもの(奇岩)を発見。ズバリ男性の巨根の形状をした岩で、締め縄こそしてはないものの、さすれば(大きくはならない)子宝に恵まれることまちがいなしといえそうなスバラシイ岩。ちゃんと裏筋や亀の頭もあり、そり具合もほれぼれする程。この岩と女婆山という名前の因果関係はあるのかないのか。女婆の意味を聞いても香港人もワカランとのことでした(誰か教えて)。

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花心坑の村まで下りは30分。黄泥頭(この名前もスゴイ)のバス停近くのレストランで打ち上げのビールがこれまた最高であった。帰りはMTR黄大仙までダブルデッカーで3.4ドルでした。

地図「沙田、2万分の1」(香港地政總署測繪處発行Series HM20C ,Sheet 7)及び「香港街道地方指南」参照。[96/03/15]

square6.gif (117bytes) 香港山紀行目次square6.gif (117bytes)

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