yama_title_s.gif (6k) (22) 山と船旅〜東平洲〜

ネオン・ライトでは燃やせない、故郷行きの乗車券。中島みゆき(香港では中島美雪となる)の歌に、こんな一節があったが、今回は乗車券ならぬ乗船券で香港で最も大陸に近い島、平洲(Ping Chau)に渡りました。
香港の故郷が大陸にあるのなら故郷行きの乗船券といったところですが、もちろんネオン・ライト等はこの島にはありません。自家用発電機を除けば電気も通っていない島で、警察とこの島に渡ってくる人たちのためのストア兼レストラン兼宿屋が数軒あるだけの島、平洲(乗船券には坪洲ともかいてありましたが)の旅です。

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船(保利小船、Polly Ferry)は一人70ドル(往復)でMTRトラベル・サービス・センターでも購入が可能。沙田馬料水(KCRの大学駅から歩いて10分程)から東平洲まで船が運行されていますが、平日は9時と15時半のわずか2便のみ。日曜は9時のみです。(平日と日曜・公休日の運行スケジュールが、もしかして逆かもしれないので要確認のこと)
東平洲からの帰りは平日・日曜共に17時半の1便のみですので、乗り過ごすことは出来ません。

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さて馬料水からは東平洲まで1時間半の船旅。船が赤門(Tolo Channel)を行く間はほとんど揺れないが、大鵬灣(Mirs Bay)に入る頃には揺れが目立つようになる。そして東平洲には中国大陸との間の平洲灣から周りこむ形で埠頭に着く。
それにしてもここは中国がもうすぐ目と鼻の先といった具合で、大陸の南澳(Nan'ao)の街並みがはっきり見え(以外と近代的なビルも)、特に七娘山(Qiniang Shan、867m)はそそられるものがある。この向こうには大亜灣(Daya Bay)の原発があるはずだ。 いつかはこの香港の本当の東のはずれにある東平洲に来たいものだと思っていたが、思い焦がれた女性がつきあって見ると実際は大したことがなかったといった具合で、正直この島には多少失望もした。

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たしかにこの島の特徴である堆積岩は地学の勉強には興味を引くものも大きい島全体が堆積岩をベースになりたっており、転がっている石の全てが平べったく、島の名前が容易に想像できる。カワセミも生息しバードウォッチングにもいい島だ。
しかしである。どこが気に入らなかったのかは、ゴミである。雨上がりのためかもしれないが、海岸線の多くがゴミで汚染されている。しかも海洋投棄した廃油が浜辺に乗り上げ、おちおち浜辺に腰を降ろすこともできない様である。これではせっかくの珊瑚や貝殻、売り物の堆積岩も台なしだ。イースターの休日。この島へのフェリーも賑わった。しかし彼等彼女たちは(アベックが大方)いったい全体この島にきて、この打ち上げられたごみと廃油を目の前にして、これで納得できるのであろうか。私ならアウトドアでHするならもっときれいな所を選びたいと思うが。それともオレもオジサンか?

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尚、帰りのフェリーではかならずIDカードのチェックがあるので忘れるべからず。そう言えば大陸から漁民がこの島近くにかなり渡ってきていたが、この大陸のすぐそばの島でゴミが気に入らないとかぬかす自分の方がきっと異邦人なのであろう。きれいな海辺でいいオンナに巡り会いたかった山ちゃんでした。[96/04/10]

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