yama_title_s.gif (6k) (25)青山 Castle Peak

青山禅院の狛犬の目玉 新界の西端にそびえ立つ孤峰、それが青山(Castle Peak、583m)である。以前、天后に住んでいた時も、晴れた日には遠く、この青山の勇姿が見え、特に夕焼けに映し出されるその稜線は、わずか600m足らずの山とは思えない程の威厳を放す孤高の山であった。1月下旬、久しぶりにこの青山を訪れる機会に恵まれた。

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青山登山のベースとなる屯門にはMTRチェンワン駅のバス乗り場から60M「屯門中心」行きに乗車。料金はエアコン・バスで7.00香港ドル。普通のダブル・デッカーなら4.90香港ドルだ。香港島に比べ、この界隈のバスには料金をMTRのカードが使えるものが多いのが便利だ。深井のサンミゲルの工場や新空港への吊り橋等を眺めながら屯門までは約20分。

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さていよいよ本日のハイキングがスタートする。屯門中心の手前辺りでバスを下車し青山禅院(Ching Shan Monastery)を目指す。屯門の街の中を歩くときは車道を横切ったり川を渡ったりだが、軽便鉄道(Light Rail Transit)を横切った所から青山禅院への登りの道が始まる。中にはタクシーや自家用車で禅院を訪れるものも多いが意外とこの参道の登りがきつい。夏ならもう禅院まででヘトヘトだ。
マイペースで禅院まで登りつめ(バスを降りて約45分)、振り返ればYKKのビルや屯門市街、青山灣が一望できる。青山禅院は東晋(317〜420年)ないしは宋(420〜479年)の時代に建造された由緒ある寺という。寺自身には余り威厳が見られず(罰当たりな!だってカセット・テープでお経がかかっていたも〜ん)むしろ隣の飯屋が精進料理でも食べさせてくれるのかと関心を引く。

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青山禅院で本日の登山の安全を祈願した後はいよいよ青山登山の開始だ。前出の飯屋の前からいったん横道に入りコンクリートの階段を登った小さな東屋が登山の起点だ。ここからはしばらくはコンクリート道だが、すぐに右側に「ピーク」と書いた小さな目印があり要注意の場所だ(これに気がつかずまっすぐいけば行き止まり)。
青山禅院の狛犬(こまいぬ)を横から見た時、狛犬の目玉が飛び出ていて、こっちが驚いて目玉が飛び出しそうだった山ちゃんでした。狛犬も屯門の展望のしすぎで目玉が飛び出たのかと思いました。

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青山への登りはいきなり急登の連続である。香港島からも見えた独立峰の雄姿が目の前に迫り、その岩峰はライオン・ロックと争う程の男性的な山だ。しばらくして香港テレコムの緑色の小屋を過ぎ、更に登りがきつくなれば、やがて登山道は尾根に入る。ここからは青山頂上の肩までもう一息。青山禅院から約55分で赤い屋根の東屋のある肩に到着。ハイキングのベスト・シーズンである冬はともかく、他のシーズンではここまでこの倍の時間がかかると見ておいた方が無難だろう。
ここから頂上まではわずか5分程。しかし頂上は香港テレコムのアンテナ施設が鉄条網にかこまれて占拠しており、記念写真もやっと取れる程のスペースしかない。しかも香港新界最西端の山とあって風当たりは強くランチ・タイムは肩の東屋周辺で取る。ここから視界の効く日は蛇口(Shekou)の工業地帯が良く見渡せる。

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さて青山登山だけではハイキング程度で済むということで、ほとんどハイカーには出会わない、更に北部の山々へ縦走路をとった。軽便鉄道西側の山並を縦走する旅の始まりである。尚、この山域は登山道もよく整備されておらず標識も無い。加えて密入国者との遭遇の可能性も高い地域で、グループかつベテランとの同行が望まれる。
しかも我々も下山して気が付いたのだが、この地域は操炮區界線内となっておりいわゆる演習場ともいうのか、赤い旗あるいはランプで警告のある時は侵入禁止とも看板が立っていた(青山側からは何の標識もなく要注意)。どうりで山がほとんどハゲ山となっていた訳だ。

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青山を北上すれば良景邨(Leung King Estate)に通ずる車道に一旦出る。ここの鞍部を過ぎ更に無名の394mの山を目指す。この無名峰までは青山から1時間と35分。特に山頂付近は道も険しく、辺境の山にふさわしいルートである。
ここから更に元朗の天水圍(Tin Shui Wai)まで道は続くが登山道も一段と不明瞭となる。我々も圓頭山(Yuen Tau Shan、375m)までを目指したが、早く旨いビールを飲みたいという日和見主義者も現われ、紫田村(Tsz Tin Tsuen)への下山ルートを取ることにする。また西側に下山し白泥(Pak Nai)、流浮山(Lau Fau Shan、海鮮料理で有名ですね)を目指すルートも考えたものの、流浮山まで公共交通機関なしとの情報に、このルートはまた別の機会に回すことにする。

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しかし山の世界では登りより下山の方が難しいといわれる様に仲々紫田村方面への下山道が地図にある通りには見つからず苦労。しかしこの冬場はブッシュが枯れていたり、山火事で草が除去されていたりして一番ルートが発見しやすい時期ということにも助けられて無名峰から1時間で紫田村西抗尾に到着。
ここから最寄りの軽便鉄道駅である「兆康」(Sin Hong)まで30分。兆康駅前は大きな団地といった風情だが、この住宅地の駅前商業ビルに入っている「噴水海鮮酒家」で無事下山の祝杯を上げる。既に4時と昼飲茶にしては遅すぎ、夕食前ということで通常のレストランでは入場が断わられるのが常だが、快くテーブルにつけ、薄味の中華とビールで疲れを吹き飛ばす。7人で食べて飲んで(ビールはピッチャー3杯)一人72香港ドルでした。

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帰りは軽便鉄道で屯門まで約40分。料金は4.20香港ドルながら、軽便鉄道では改札も回収もないのでついキセルをしがちなのに注意。 軽便鉄道は香港というよりはまるでヨーロッパにいるみたいな錯覚に陥った山ちゃんでした。[97/01/28]

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>>>山ちゃんさんいつも楽しい文章をありがとうございます。
天后から見えるんですか??うちの会社は青山のふもとにあります。晴れた日には、青い空を背景にとてもきれいです。最寄りのLRT駅は“青山村”ですが、この駅前(?)にはバナナの樹がたくさんあります。まだ青いうちにおばちゃんが収穫しているのを時々見かけます。この“Made in 屯門”のバナナは、熟した頃に道端で販売となります。
[山ちゃん]<青山登山のベースとなる屯門にはMTRチェンワン駅のバス乗り場から60M「屯門中心」行きに乗車。料金はエアコン・バスで7.00香港ドル。普通のダブル・デッカーなら4.90香港ドルだ。香港島に比べこの界隈のバスには料金をMTRのカードが使えるものが多いのが便利だ。>
番号に“M”のついた(どこかのMTRの駅に接続する)バスは、MTRのカードが使える物が多いです。
[山ちゃん]<青山禅院は東晋(317〜420年)ないしは宋(420〜479年)の時代に建造された>由緒ある寺という。寺自身には余り威厳が見られず(罰当たりな!だってカセット・テープでお経がかかっていたも〜ん)むしろ隣の飯屋が精進料理でも食べさせてくれるのかと関心を引く。>
先日、我が社が入っている工業ビルの管理所提供の「免費・自動念仏機」というものをもらいました。念仏のテープが入った、小さなラジオ型のテープ再生機です。ひとりでイヤホーンで聴いていると、ちょっと恐いです。そうそう、隣の飯屋で油っこい精進料理を食べさせてくれます。
[山ちゃん]<帰りは軽便鉄道で屯門まで約40分。>料金は4.20香港ドルながら、軽便鉄道では改札も回収もないのでついキセルをしがちなのに注意。>
そうなんですよ。最近検札が強化されました。間違えて切符を買わずに乗ってしまわないようにお気をつけ下さい。老若男女、有無を言わせず即罰金です。昨日も2人も捕まってる人を見ました。
[山ちゃん]<軽便鉄道は香港というよりはまるでヨーロッパにいるみたいな錯覚に陥った山ちゃんでした。>
???最近「下一站係・・・・/The next stop is ・・・・」のアナウンスのある車両が登場しました。これで、ぼんやり乗っていても「ここはどこ?」状態にならずにすみます。はたなか[97/01/29]>>>

square6.gif (117bytes) 香港山紀行目次square6.gif (117bytes)

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